集客の相談を受けていると、「良い商品なのに刺さらない」「発信しても共感が広がらない」という声をよく聞きます。私(代表・原本)が長く集客に向き合ってきて行き着いた実感は、集客がうまくいくかどうかはチャンネル(交流会・広告・SNS・SEO)に依存せず、根っこはどれも同じだということです。そして、その根っこにあるのが「なぜそのビジネスをやっているのか」を語れているかでした。本記事は、私が交流会を主催していた頃に来場した経営者へ何度も投げかけた一つの質問と、その反応から気づいた「共感が生まれる集客」の正体を、実体験をもとに整理します。
「何を売っているか」は答えられても、「なぜやっているか」は答えられない
私は交流会を主催していた時期があります。ただ場を回しているだけのときは、正直に言って特別な共感が生まれる集まりではありませんでした。名刺は交換される、事業の紹介はされる、けれど心が動くような何かが起きるわけではない。そんな普通の交流会でした。
あるとき私は、自分自身のビジョンとして、来場している経営者に「なんでこのビジネスをやっているんですか?」と何度か聞いてみたことがあります。すると、はっきりとした傾向が見えました。「何のビジネスをやっているか」はみんなすらすら答えられるのに、「なぜそのビジネスをやっているのか」は、ほとんどの方が答えられなかったのです。
「何を」は事業内容そのものなので、誰でも用意できています。けれど「なぜ」——自分がこの仕事を選んだ理由、誰にどうなってほしくてやっているのか——を言葉にできている経営者は、驚くほど少なかった。私はこれを、少し残念なことだと感じました。
「なぜ」を語ると、その場で共感が生まれた
私には、経営者がビジョンを語り、共感を生み、人を巻き込んでいく——そんな場を作りたいというビジョンがありました。交流会で「なぜこのビジネスをやっているのか」を問いかけ、そして自分自身のこの想いを話すと、それまで淡々としていた空気が変わりました。その場で、はっきりと共感が生まれたのです。
「なぜ」を語ると人の心が動く。これは特別なテクニックではありません。むしろ、多くの経営者が用意していない一手だからこそ効きます。周りが「何を売っているか」しか語っていない場で、「なぜやっているか」まで語れる人がいれば、そこに気持ちが集まるのは自然なことでした。共感というのは、要するに心が動くということです。そして人を巻き込めると、その後にじっくり話す場ができたり、関係を築いていくうえで大きく役立ちました。
「なぜ」は自己紹介の飾りではありません。それを語れる経営者のまわりには人が集まり、話が続き、関係が育っていく。私が交流会という現場で実際に見た、共感の起点でした。
人は「心が動いてから」ロジックを後付けで決めている
なぜ「なぜ」がここまで効くのか。背景には、人の買い方があります。お客様が商品を買うとき、実際は価格・機能性・ロジックが先ではなく、先に心が動いてから、そのロジックを後付けで決めている——そう言われたりします。「良さそうだ」と心が動いた後で、「この価格なら」「この機能があるなら」と自分を納得させる理屈を並べていく、という順番です。
だとすれば、集客でまずやるべきは「先に心を動かすこと」です。そのために必要な要素はいろいろあります。目を引くクリエイティブも大事ですし、相手の悩みをピンポイントで解決する提案も効きます。課題解決だけでなく、欲求をくすぐる見せ方も有効でしょう。ただ、それらを並べても根底に「なぜ」がしっかり表現されていなければ、共感までは届きにくい。逆に、なぜの部分が地に足のついた形で伝わっていると、同じクリエイティブ・同じ提案でも、共感がぐっと生まれやすくなります。
ここは私自身の体験というより「そう言われている」考え方ですが、交流会で「なぜ」を語ったときに空気が変わった実感と、きれいに一致していました。心が動く→共感が生まれる→話を聞いてもらえる。この順番を意識するだけで、集客の打ち手の組み立て方が変わってきます。
「なぜ」を先に決めると、売れる商品に直結する
私がたどり着いた実感は、順番の話でもあります。多くの人は「何を売るか(商品設計)」から入りますが、その前に「なぜ売るのか」=ミッション・ビジョンを先に作り、持っておくと、集客も商品づくりも一本の軸が通ります。なぜが定まっていれば、誰に届けたいのか、どんな見せ方をすべきか、どんな言葉が刺さるのかが、あとから自然に決まっていくからです。
もちろん、「何を売っているか」「どういう人が売っているか」という商品設計そのものも本当に重要です。私はそれを軽視しているわけではありません。ただ、それ以上に「なぜやっているのか」を表現できているかが、共感の生まれやすさを左右する——というのが、現場で人に問いかけ続けて得た手応えでした。なぜをしっかり先に作っておくと、人を引き込みやすくなり、結果として売れる商品に直結していく。ビジョンは理念のためだけのものではなく、集客の実務そのものなのです。
「なぜ」→「誰に」→「何を」→「どう見せるか」。この順で組み立てると軸がぶれません。多くの経営者が「何を」から始めて共感でつまずくのは、順番が逆になっているからかもしれません。
「なぜ」を語れる場を、資産として積み上げる
ここで一つ課題があります。交流会でビジョンを語れば共感は生まれますが、その場に来た人にしか届きません。話し終われば消えてしまう、いわばフロー型の伝わり方です。せっかく「なぜ」を言語化しても、毎回その場でゼロから語り直すのでは、集客としては積み上がっていきません。
そこで効いてくるのが、私たちが提供しているコンテンツSEOです。経営者の「なぜ」——なぜこのビジネスをやっているのか、誰にどうなってほしいのか——を記事という形で言語化して置いておけば、検索から関心のある人が訪れるたびに、あなたのビジョンが繰り返し伝わり続けます。一度きりの交流会の熱量を、止めても消えない集客の資産に変えていく発想です。しかも検索から来る人は自分から調べて来た関心層なので、共感が刺されば、そのまま相談や問い合わせにつながりやすい。「なぜ」を語ることと、それを検索の資産にすることは、実はひとつながりなのです。
集客で「何を売るか」より先に「なぜ・何を売るか」を整理する大切さは「どう売るか」より先に決めるべきことでも書いています。あわせて読むと、順番の話がより立体的に見えてくるはずです。
まとめ:先に「なぜ」を持つ経営者に、人は集まる
交流会で経営者に問いかけ続けてわかったのは、「何を売っているか」は誰でも答えられても、「なぜやっているのか」を語れる人は少ないという事実でした。そして、その少ない「なぜ」を語れたとき、その場に共感が生まれ、人が巻き込まれ、関係が育っていきました。人は心が動いてからロジックを後付けする——だからこそ、根底に「なぜ」があると共感は生まれやすい。ミッション・ビジョンを先に作り、持っておくことは、理念のためだけでなく、人を引き込み、売れる商品に直結する集客の土台になります。
「発信しても共感が広がらない」「良い商品なのに刺さらない」という方は、まず自分の「なぜ」を言葉にするところから始めてみてください。私たちは、社長の頭の中にある「なぜ」と実体験を引き出し、検索から共感層が集まり続ける記事に変えるお手伝いをしています。まずは無料相談でお気軽にお問い合わせください。
社長の経験が資産になる理由を見る
無料で相談する
